食事制限と運動で痩せた話し

運動部から帰宅部に!食べる量を減らさず激太りした私のダイエット!

運動部から帰宅部になった私

私は昔からかなり活発な学生時代を送っていました。

学校の休み時間に女の子たちが教室でキャッキャと話をして盛り上がってる間、私はというとクラスの男の子たちを引き連れて校庭でボールを追いかけまわして大はしゃぎ!

年中暇さえあれば外で走り回っているような性格だったので、周りの子たちよりも日焼けで色黒。

髪を短くしていたことから、遠くから見れば男の子と勘違いされることもしばしばありました。

そんな私は中学生になるとバレーボール部に入部。

元気の有り余る体の欲求を満たすにはちょうどいい部活でした。

バレーボール自体は初めてだったものの、慣れればとても楽しいスポーツでした。

しかし、お世辞にも人間関係が良いとは言えない環境……。

私はよく一つ上のN先輩と口論になることがあり、「N先輩早く卒業すればいいのに……。」と内心思っていました。

実際にN先輩が引退した後は、足枷が外れたかように楽しく部活に打ち込む毎日。

可愛い後輩にも恵まれて、人生で一番輝いてると思えるような時間を送っていました。

 

高校に入り、私はまたバレーボール部に入る気満々でいました。

しかし予想外のことが……。

あの大嫌いなN先輩が同じ高校だったうえに、すでに私が入りたかったバレーボール部に入っていたのです!

「うわぁ、嫌いすぎて先輩の高校とか全然知らなかった。最悪……。」

時前に調べなかった私も悪いですが、そこで私の中のバレーボール部に入りたい気持ちが一気に急降下。

「またあのN先輩とやるくらいならバレーボール部に入るのやめよう。」

そうして私は、別の部活に入ることもなく帰宅部になりました。

食べる量は変わらずに

帰宅部になって急にやりたいこともできなくなって、かなり憂鬱(ゆううつ)な日々。

人間やりたいことができないのは精神的に来るのか、今まで活発なことだけが取り柄だった私は急に無気力人間になってしまいました。

何をしてもやる気が出ません。

しかし、不思議なことにいつも通りお腹だけは空いてしまいます。

部活で体を動かすことが無くなった後も、食事量は今まで通り。

当たり前ですが、運動をやめて食事量は変わらないままでは体重は増える一方です。

普段から食事量は多い方だった上に、高校生の食べ盛り。

一回の食事で3合炊いた炊飯器を空にするくらいには食べていたので、その体重はうなぎのぼり!

みるみる増える体重に目をそらしたくなって、途中から体重計に乗ることをやめてしまいました。

幸か不幸か、その頃秋になり体型を隠す服装ができる時期だったため、周りから体型を指摘されることはありませんでした。

ショックと決意!

高校に入って1年が経ち、2年生になった頃。私にとって思わぬ再会がありました。

それは、中学時代の部活の可愛い後輩Tが同じ高校に入学してきたことです。

久々に会う後輩の姿に私も喜びが隠せません。

向こうも私に気が付いたようで近づいてきます。が、なんだか余所余所(よそよそ)しいというか、頭の上に?がついているような表情の後輩T。

「あの、先輩ですよね?えっと、その……大きくなりましたね!」

ショック!!

久々に会った後輩が一瞬疑うほど見た目が変わってしまったのか!

少し気を使ってなのか“大きくなった”と表現した後輩。

育ち盛りの小学生じゃあるまいし、それならストレートに“太った”って言われた方がマシだったよ!

と、悔しさと恥ずかしさの混じった複雑な気持ちになりました。

これはマズいと思った私はその日、ずっと避けていた体重計に久々に乗ってみました。

すると、なんと1年で15キロも太ってしまっていたのです。

この日から私はダイエットをしようと決意。

食事の見直しと運動を再開することに決めました。

食事見直しと有酸素運動

まずは食事の見直し。

3食ガッツリ食べていたお米を、朝昼は半分に、夜だけは抜くことにしました。

そして大好きなお肉も、脂身は避けてほとんど鳥のささ身に置き換え。

運動のほうは、朝晩一時間ずつのウォーキングと縄跳びをすることにしました。

久々の運動だったためハァハァと息が上がり辛かったです。

しかし元々運動をしていた私は、徐々に汗をかいて動き回る楽しさを思い出し、1か月もする頃には前と変わらず運動を楽しんでいる自分がいました。

毎日その生活を続けていたおかげで、1か月2キロくらいのペースの減量に成功!

後輩Tにも、「前みたいにスッキリしましたね!」と言われるようになりました。

運動する量と食べる量、ちゃんとバランスを取らないと体は壊れてしまいます。

食べる量ばかり増えて痩せる必要性が出てきたことに気づかせてくれた後輩Tには感謝しています(笑)

kitsuneko22著