50代に入ってくると基礎代謝が落ちてくる。要は若い頃と比べると日常の行動でカロリーが燃焼しづらい体質になってくるという事で、お腹周りの出っ張りが気になりだすのは私に限らず、同世代の方には多い悩みではないかと思われる。
ダイエットをして引き締まった体になりたいとは思うが、若者や女性と同じやり方のダイエットでは決してうまくはいかない事が予想される。
そこで私は50代の男という立場でのダイエットを成功させるための良き方法と続けていくためのモチベーションの保ち方を考えてみたいと思う。
[まだ先は長いと考える事]
人生100年時代と言われて久しい。穿った見方をするならば、少子高齢化の背景から中高年世代の人向けのできるだけ長く労働してもらうためのキャッチフレーズとも取れるが、実際のところ、国民の平均寿命は確実に伸びているし、現在の50代は数十年前と比べてみれば見た目ではそうは見えない若さを保っている方はたくさん存在している印象がある。
違う見方をするならば、若さを保ち続ける事ができている人と一気に老け込んでしまう人が大きく別れるのはこの50代である様にも思えるのだ。
薄くなってきたり、あるいは白髪が目立ち始める髪の毛についてはある程度は仕方がないとしても、身体のケアであれば日頃のちょっとした努力次第でどうにかできるのではないだろうか。
私はいつまでも健康でいたいし、いつまでもモテたいとも思っている。
人生が100年あるとしたらまだ半分のところである。ダイエットという言葉ひとつだと、三日坊主で終わってしまいそうだが、人生はまだ先が長く、後半生を充実したものにしていきたいという大きなモチベーションを心に刻み込んでいくことが最初の大きな一歩になるのではないだろうか。
[食事についての心掛け]
ダイエットとはいえ、50代の男の目的は単に体重を落とせば良いという事ではない。やはり引き締まった体という意識は持っていたい。肥満体も嫌だが、痩せ過ぎというのもいただけない。年齢を重ねれば重ねるほど痩せ型の体型は貧弱さが強調されるような気がするのである。
バランスの取れた体型を保つにはまずは食事から。まず、3食きちんと食事を摂るのは大切ではなかろうか。それに加えて、筋肉の元となるたんぱく質を特に意識した食事が重要だ。具体的には肉、魚、卵、大豆類などを積極的にバランスよく食べる事。
反対に糖質の高い食べ物には注意する事。冒頭で述べたように基礎代謝が落ちているということは常に意識をしておきたい。心を若く保つ事は良いが、体については若い時と同じと考えてはならないという事である。
[運動は程よく継続できる方法で]
50代は有酸素運動と筋力トレーニングをバランスよく取り入れていく事が有効だという。
そしていずれの運動を行うにしても大切なのは継続してできる方法を考えていく事。
まずは自室でもできる腹筋、腕立て伏せ、スクワットを数セット行ってみるところから始めてみるのが良いのではないだろうか。
回数は体がきつくならない程度で設定し、休みながらでも数セットをこなしてみると効果が感じられる。大切なのは継続していくことなので、これが習慣化するように毎日決まった時間に行うなど、ルーチン化することによって、逆にやらないと気持ちが悪い、気が済まないという状態になるのがベストだ。
また、自室で運動を行いやすい環境を整えるという事も重要である。実を言うと私自身についても環境については課題がある。私の自宅は居間以外にエアコンが入っておらず、いつも寝室の空きスペースで運動を行っているが、いつも真夏の季節になるとその暑さから運動をする意欲が削がれてしまうのである。
各々さまざまな事情はあるかもしれないが私自身も含めて一日でも早くそういった環境を整えていきたいものである。
また、ジムに通ったほうがモチベーションを保ちやすいという人もいるかもしれないが、その様な方はぜひジムに通う習慣を身につけるべきと感じる。体を鍛える、ダイエットをするという事に対する環境については申し分ないであろう。
[60歳以降も心身とも充実した人生を]
50代で心身のケアをしっかりと意識して若さを保てる事ができたなら、その後の60代、70代もスムーズに乗り切れる事ができるような気がしてならない。後半生の入り口である50代に突入したところで、今後の大切な岐路に差し掛かる事を強く意識しつつ、食事や運動を実践できたならば、その後の充実した人生は約束されたも同然と強く思うのである。
s_hirama1著