ダイエットに挑戦した話し

シェイプアップとダイエットは違う、私の失敗

まえがき

誰かに言われたひと言で「ダイエットしなければ」と、思ったことはありませんか。
そして人と比べて「痩せなければ」と、思うこともあるかもしれません。
でも、本当にダイエットは必要でしょうか?
標準体重なら健康的だし、特にダイエットは必要ないですよね。

そんな時、本当に必要なのは、ダイエットでなくシェイプアップなんです。
それでも「太った」と言われると
「体重を減らす」ことをイメージしてしまいますよね、わかります。

ここで大切なのは、ダイエットとシェイプアップは別だということです。
それに私が気づくきっかけになった話をいたします。

彼氏の無責任な言葉「もう少し痩せたら」


ずいぶん昔のことになりますが、
まだ二十歳だった頃、大好きな彼に「もう少し痩せたら」と言われました。
当時の私は152cm43kg

どうですか?

今思うと全くダイエットの必要は無いのです。
見方によっては痩せすぎかもしれません。
でも、好きな人に言われると、その言葉がとても気になるのです。
それが乙女心というもの。

もし、これが10代の思春期のときだったら、もっと傷つき悩んだと思います。
そんな年代のときでも、
私は痩せることや体重を減らすことなんて考えたことがなかったのです。
実際に「太っている=自己管理の出来てない人」だと思っていたし
その人たちの気持ちはわかりませんでした。

そんな私が、彼氏のひと言で「痩せる」ことを意識したのです。
それだけ衝撃のある言葉でした。

気にするほどに増える体重


彼氏に「痩せたら」と言われ「痩せる」ことを意識し始めました。
その結果、少しでも痩せようと何かをするたび、なぜか少しずつ体重が増えていきます。
変に意識することがストレスになった可能性もあり、増えた理由はわかりません。
さらに、エステティックサロンに通いムダ金も使いました。

スポーツクラブにも通い、エアロビクスや水泳で身体を動かすこともしました。
当時の私は、身体を鍛えることにハマってしまい「筋トレオタク化」していたほどです。
しかし、どんなに頑張っても減量には全く効果がなかったのです。
身体を動かせば、体力もつくし健康になります。
でも、減量にはならないのです。
脂肪より筋肉のほうが重いと知ったのは、ずっとあとでした。
逆に筋力がついて、体重が増えたのかもしれません。
とにかく体重は減らずに増えてしまったのです。

必要なのはシェイプアップだった


今だからわかるのですが、私に必要だったのは減量でなく、部分的なシェイプアップでした。
彼の言葉が「痩せたら?」ではなく「◯◯をシェイプアップすれば?」だったら、もう少し違った行動をしていたかもしれません。

部分痩せなら、それを目的としたメニューでトレーニングをすれば効果がでます。
それを考えると、それまでの時間がかなりもったいない。
部分的になんてそう簡単に痩せませんから。

一般的な筋力トレーニングをしていた私は、普通に元気いっぱいの、女性になっていました。

ひとの言葉に惑わされないこと


ひとは無責任に言葉を発します。
ひとの言葉は怖いですね。
「痩せたら?」「ちょっと太った?」女性はちょっとした言葉を気にします。

過敏に反応した人は、無理な食事制限をするかもしれません。
実際に拒食症で亡くなった女性もいます。

逆に標準体重以上に太っているのに「顔色いいからいいんじゃない?」なんて言う人もいます。これも無責任です。
その言葉に甘えて、肥満症になってしまうかもしれません。

ただ1つ言えるのは、人は何か変化に気づいて、言ってます。
体型や体重、見た目のことで何か言われたときには冷静な判断をして、実際にどうするべきか考えた方がいいいのです。

あとがき

私は昔、152cm43kgなのに「痩せたら」と言われ、減量を目指してしまいました。
気にした私は、「減量しようとするほど体重が増える」という悪循環に。
その時、実際に必要だったのは減量ではなくシェイプアップでした。

人は無責任に体型のことを指摘します。
人と比べてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、本当にダイエットが必要かどうか見極めが必要です。
体重に問題がないようなら、必要なのは部分痩せです。
シェイプアップメニューを組みましょう。

体重を減らすことと、シェイプアップは別。
体重を減らしたからといってシェイプアップできるわけじゃないし、シェイプアップしたからといって体重が減るわけではありません。
人から体型について何かいわれた時には、冷静に何をするべきか考えましょう。
そして、綺麗になって見返してやりましょう。

 

haruka_moon著