皆様は、「ダイエット」をしようと思ったことはありますか?
ダイエットという言葉はあまりに広く当たり前にある言葉であり、ほとんどの方が知っている言葉のはずなのに、自分の周りには成功させたという人や現在取り組んでいるという人は少ないような気がします。
勿論、隠して密かに取り組んでいる人も大勢いらっしゃるとは思いますが、私は思うのです。
それって本当に「ダイエット」なのか?
本当に「ダイエット」をしているのか?
実は、ダイエットはやり方や解釈を間違えると大変危険な行為になります。
今回は、ダイエットにまつわる危険な解釈と正しい改善方法についてお伝えしていきたいと思います。
私という人間
私は、ある時年齢を重ねていくうちに気になっていたことがありました。
それは、お腹周りだけが少し前に突き出していたことです。
銭湯に行ったり、自宅のお風呂に浸かったりする時などに、どうしても自分自身の身体というは視界に入ってきます。
(ここだけ突き出しているとなんかカッコ悪いなぁ…)
中年太りという言葉もありますが、その言葉の響きからも私は自身の体形にコンプレックスを持っておりました。
ただ私の性格上あんまり何かを続けるという事が得意ではなく、飽きやすいというのもありダイエットなるものをしようとも思わなかったのです。
便利な社会になりましたから、インターネットで検索すればダイエットの方法や効率の良いやり方はすぐ出てきますが、その文章を読む気になりませんでした。
そして、楽に「痩せたい」と思うからなのか、例え読んだとしても検索したサイトの都合の良い所だけ読んでその方法と試すのですが、「続かない」という事態に陥ります。
さて、ここまで私のお伝えした事でもう既に危険な解釈があります。
これからそれについて触れていきたいと思います。
危険な解釈
ここで当時の私の解釈を整理しましょう。
私は、お腹周りだけが突き出している事が嫌でした。
そして、「痩せよう」として「ダイエット」という言葉で検索して、何かしらの方法を実行をしますが、「続かず」私は悩んでおるわけです。
ここで注意すべき事は、お腹周りが突き出しているので、解消するために「世の中の一般的なダイエット」をしようという解釈は危険な結果を生む可能性があります。そして、お腹を引っ込めるために痩せようとする考え方もです。
ダイエットという言葉の意味と本当の目的は、痩せるという事ではありません。
ダイエットの語源は、ギリシア語の”diaita”という言葉にあり、生き方や生活習慣という意味を表します。つまり、ダイエットとは本来私達が生きている中で、今日はこれを食べたいからこれを食べようとか、野菜を最近摂取できていないから今日は野菜を食べようとするなどの意識や行動の向きを指します。
辞書では食事を制限するという言葉として書かれていますが、それは時代が進んでいく中で人間が意味をそのように捉えているだけで本来の意味では無いのです。
ここで最も分かりやすい例を出しましょう。
皆様は、「風邪」を引いたら何の薬を飲みますか?
答えは「風邪薬」でしょう。
では、お腹周りが突き出している症状を解消したい時は、ダイエットをすればいいのでしょうか?
もっと怖い言い方をすれば、痩せるという現象は都合よくお腹周りだけがへこむとは限りません。腕、足、胸周りなど体全体が痩せ細ってしまうかもしれません。
そうです、お腹周りだけが突き出している現象とは、本来どんな事が起きているのかを調べてから方法を実行に移すべきなのです。
安易に痩せればいいという訳ではありません。そして恐ろしい事に、もし間違った方法で「続けて」しまったらどうなるのでしょうか。それなら「続かない」方が良いかもしれませんね。
少し厳しく怖がらせるような言い方をしましたが、理由は簡単です。
間違えると命に関わることであり、無かったとしても正常な状態に戻ることが難しくなる可能性があるからです。
故に私の見解としては、一般的な解釈で言われているダイエットには安易に手を出してはならないと思っております。
それでは、以上を踏まえた上で私が行ったお腹周りの改善方法をお伝えしたいと思います。
正しい解釈と改善方法
先ず、お腹周りだけが突き出してくる原因を正しく理解しましょう。
1つ目は、「老化」が原因として挙げられます。
老化が進み基礎代謝が落ちることで体に取り込んだモノをエネルギーとして変える効率が落ち、内臓脂肪としてお腹周りに付いてしまう事が原因として考えられます。
2つ目は、「女性ホルモンの低下」が挙げらます。
特に女性においては、脂肪の蓄積や食欲を抑える役割も持っているエストロゲンと言われる女性ホルモンが閉鎖されると、脂肪が蓄積されやすくなります。
3つ目は、「インナーマッスルの低下」です。
そもそも私達の内臓は筋力で支えられて稼働しております。その数ある内臓を支える筋力が衰えてくると内臓はだんだん下垂し、お腹周りに落ちてきてしまいます。
他にも原因は存在しますが、基本的なこの原因を後から知った時に私はこう思ったのです。
(えっ…痩せるって関係ないのでは。痩せるというかむしろ自身の身体を鍛えないとこんなデメリットが…)
「痩せる」という考えが全く関係ないという訳ではありませんが、その行為を行ってもし一緒に筋力が落ちたらどうなるでしょうか?
老化とは、痩せることで止められるでしょうか?
女性ホルモンは自身で好きな量を出すことが出来るでしょうか?
この時点でお腹周りの突き出しを改善するという事が、痩せる、ダイエットでは無いことが分かると思います。ダイエットは結局何をする行為なのかという事を改めて認識することが大切です。
次に私が以上を踏まえて行った改善方法をご紹介します。
1つ目は、「腹式呼吸を意識して過ごす」です。
腹式呼吸で使う横隔膜はインナーマッスルに相当し、体の内臓をしっかり支える筋力を付けるという意味でも大切な箇所です。
腹式呼吸によって自律神経を整いやすくしてストレスの緩和、かつお腹周りの筋力を付けることで体のバランスを整えることが出来ます。
2つ目は、「よく噛んで食事をする」という事です。
摂取カロリーよりも消費カロリーの方が上回るようにする為には、余計なエネルギーを取らないようにすることが大切です。
人の身体は、食事を始めてから20分程経つと満腹中枢が働き、食事の抑制を促します。その20分の間は多くの食事を摂取してしまう可能性があるので、よく噛んで食事に時間を稼ぐことによって余計な摂取カロリーを抑えます。
ろくに文章も読まない、続かない私がダイエットという言葉を自分にとって都合の良い解釈していたと気付いた時には、顔が真っ青になり、非常に恐怖が込み上げた時の事を今でもよく覚えております。
そして自分なりにダイエットに関して調べ、今挙げた改善方法を実践し始めてからは普段よりも精神的に落ち着くようになり、気付いたらお腹周りも少しずつ改善されていきました。
それどころか、ストレス太りという言葉もあるように、ストレスというモノがいかに万病の元であるかという事に気付くことも出来たのです。
そして、原因をきちんと理解してから改善方法を試すということの大切さも学んだのでした。
まとめ
以上ここまでにおいて、ダイエットにまつわる危険な解釈と正しい改善方法をお伝えしてきました。
ダイエットという言葉は本当に広い意味で現在も使われており、様々な方法が存在しますが、私自身、正しいケアを出来るようになる為に言葉を勝手に解釈して勘違いしないように心がけております。
何せ「命」に関わることもあるので、体調管理の仕方を間違えないようにしていきたいと思っております。
diary.st著